日本からの輸出で通関が止まる主な原因と対処法
通関が止まると、納期に影響し、顧客との信頼関係にも響きます。多くの場合、遅延の原因は書類の不備や記載ミスです。事前に確認すべきポイントを知っておくだけで、大半のトラブルは防げます。
通関遅延の主な原因
最も多い原因は、インボイスの記載内容と輸出申告書の内容の不一致です。品名、数量、単価、原産地のいずれかが一致していないと、税関から照会が入ります。特に、製品の英語表記が複数のバリエーションで使われている場合に起きやすいです。
次に多いのは、HS分類の誤りです。前述のとおり、製品の仕様と分類が一致していないと照会対象になります。また、輸出許可が必要な品目であるにもかかわらず、許可を取得せずに申告してしまうケースも見られます。
- インボイスと輸出申告書の記載不一致
- HS分類の誤り
- 輸出許可の未取得
- 原産地証明書の様式誤り
- パッキングリストの数量・重量の誤り
事前チェックの具体的な手順
書類を作成したら、まずインボイス、パッキングリスト、輸出申告書の3点を並べて照合します。品名、数量、重量、単価が一致しているかを確認します。次に、HS分類と輸出許可の要否を確認します。
Norvalia Global Tradeでは、この確認を2段階で行っています。担当者が一次確認を行った後、別の視点で二次確認を行うことで、見落としを防いでいます。
通関が止まったときの対応
通関が止まった場合、まず税関からの照会内容を正確に把握することが重要です。照会の内容によっては、追加書類の提出で解決できる場合と、申告を取り下げて再申告が必要な場合があります。
フォワーダーや通関業者と連携して対応しますが、書類の修正や追加資料の準備は輸出者側が行う必要があります。対応が遅れると、貨物の保管費用が発生する場合もあります。
通関書類の事前確認は、手間に見えて実際には時間とコストの節約になります。初めての輸出の際は、申告前に書類一式をご持参の上、ご相談ください。